京都芸術センター主催の素謡の催し「寧楽逍謡」も
最終回となる第六回を迎えました。今回の曲は
『春日龍神』。フィナーレに相応しく賑賑しい曲でした。
入唐して佛跡を訪いたいという明恵上人を引き留める為、
猿沢池に棲む龍神が釈迦の御一代を幻視で展開して
みせます。霊鷲山の説法のシーンでは、八大龍王が
百千の眷属を引き連れて大会に連なります。
宝塚歌劇のフィナーレで、大階段の頂点に立つトップさんを
出演者全員が居並んで迎えるという絵面が思い起こされ、
如何にも華麗で荘厳な雰囲気でした。
平城京建都1300年を寿ぐ意味でも結構であったと思います。
来年度は四月より新シリーズ「一調二機三声」が始まります。
毎回、味方健先生のお話があるとのこと、楽しみです。
旧暦〔睦月十二日 一月中雨水〕
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