2010年2月11日木曜日

退っ引きならない

お稽古しています、謡と仕舞。
新年会という名の内輪の発表会がありました。
大津で陶展を開催中ではありますが、
出演しない訳には参りません。

お客様をお招きしてご覧いただくメインの発表会を
年に一度催しますが、その他に会員だけで行う会が
二度あります。一つは夏の歌仙会(浴衣会)と、
この新年会です。旧暦のお正月頃に行うので
この名称があるようです。

今回庵主は素謡『恋重荷』のシテ、『弱法師』のワキ、
同じく『実盛』のワキ、そして仕舞『難波』をさせて頂きました。
写真はその『難波』を舞っている庵主です。
「招き扇」という型をして、入日を招き返しています。
お正月に相応しい神能です。

舞台の上というのは本当に退っ引きならない場所で、
上がるまでは緊張して逃げ出したくなることもありますが、
演じ終えると又その緊張感を味わいと思うようになる
不思議な空間であります。

旧暦〔師走廿八日 一月節立春〕

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