2010年3月11日木曜日

素謡『道成寺』


京都芸術センター主催で、毎年素謡のシリーズが催されています。
今年度は「寧楽逍謡(ならしょうよう)」というタイトルで、六回シリーズ
で行われました。先月、盛会裡に終了しましたが、その番外編で
『道成寺』が演じられました。
「遠くて近いは道成寺」という言葉があるそうで、大曲、
重い扱いの曲である割に上演される機会の多いのですが、
素謡で演じられるのは、本当に稀なことのようです。

今回はまた特に狂言方大蔵流の茂山七五三師も
参加されました。脚本としてもアイが大変重要であることが
よく分かりました。


これに先立ち、紀州「道成寺」から副住職さんが
絵巻を見せながらの絵解き説法をしてくださいました。
彼地に行かないと拝見できないものを観させていただき、
これも貴重な経験でした。

旧暦〔睦月二十六日 二月節啓蟄〕

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