2010年3月10日水曜日

いざ鎌倉

「八幡宮の石段に 立てる一木(ひとき)の
大鴨脚樹(おおいちょう) 
別當公曉(べっとうくぎょう)のかくれしと 
歴史にあるは此蔭(このかげ)よ」


鉄道唱歌の七番に歌われた鶴岡八幡宮の
大銀杏が根元から折れて倒れたそうです。

鎌倉の鶴岡八幡宮へは一度しか
訪れたことがありませんが、その時に見た
石段脇の大銀杏の威容は忘れられません。


大和田建樹が「汽笛一声新橋を」と
鉄道唱歌を編んだのは明治33年、
西暦で1900年と云いますから、今から
丁度110年前のこと。



本当に別当公暁が源実朝を暗殺する時に
隠れていた銀杏の樹であるかどうかはともかく、
大和田建樹の頃すでに大樹であったものが
更に110年生き続けていたことに感銘を覚えます。

一度きりのご縁に感謝です。

旧暦〔睦月二十五日 二月節啓蟄〕

2 件のコメント:

  1. 鎌倉在住の方のお話では、倒れた銀杏をひとめ見ようと
    初詣なみの人出で大賑はひださうです。

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  2. >太郎冠者さん
    そうでしょうねぇ。もう少し近ければ私も
    出掛けて、小枝か樹皮のカケラをもらって
    帰ることだろうと思います。

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