2010年5月28日金曜日

オルティスコンソート

奈良町にお住まいの、坂本利文 洋子ご夫妻が主宰
される古楽器アンサンブル「オルティスコンソート」。
その第21回定期演奏会が、東大寺に程近い
カトリック奈良教会で開催されました。
ルネッサンスからバロックにかけて作られた曲を
当時のスタイルの楽器で演奏されます。
今回のテーマは『戦争と平和』でした。




年一回の演奏会、昨年から会場が変わりました。
小生は前回参加できませんでしたので、
初めて参りました。


キリスト教の教会といいますと、祭壇に向かって
縦長のイメージがありますが、こちらは横長の造りです。
カトリックらしく、聖母子像やピエタ像が安置されており、
目を引きました。


第一部のタイトルは「戦争と戦闘の音楽」。
珍しく太鼓が入ったり、リコーダーがラッパの
代わりをしたりして、当時の戦闘の様子を
表現していました。修羅場であるはずですが、
どこか長閑で「優雅な戦争」というサブタイトルも
首肯できるように感じました。

第二部は「平安と喜びの音楽」。
雪国の人が春の訪れを暖国の人に増して
嬉しく感じられるように、戦に疲れた人たちは
平和の到来を喜んだことでしょう。


学校で習う西洋音楽はバロック以後が中心ですが、
ルネッサンス、中世にも素晴らしい音楽があることを
教えていただくコンサートです。

旧暦〔卯月十五日 四月中小満〕

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